研究部より
チェック柄は実に単純な柄です。
しかしそれを作り出す色・幅・リズムの三要素は、どれ一つとっても決まったカタチの無いアナログ要素。それゆえチェック柄や格子縞、はたまたストライプといった縞柄には無限にアレンジが産み出される可能性があります。
決まりが無いだけに創案は容易、しかしその分析はなかなか単純明快とはいきません。
チェック柄の世界はテーブルに注がれたワインのように広がっていく反面、それをストローで吸うが如く理解・把握には時間と労力を要します。
この捉えどころの無いものを知識として纏め上げるために、例えばタータンチェックでは経糸・緯糸の色と本数を記録されます。一方、出来上がった作品を布の状態で切り出して保管しているのが縞帳です。
“リオデキボンヌ”は、WEB上で見られる縞帳としての機能を目標とし、日々画像の追加・修正を重ねています。主にファッションアイテムの中から秀逸なデザインを集めたチェック柄コレクション、まずは柄面としてのチェック柄鑑賞をお楽しみ下さい。
さらにコレクションが増えていけば、アレンジデザインの体系的把握も容易になると思います。街でよく見かける定番チェックにもアレンジによっていろんな表情の変化があることが、並べてみるとよくわかるのです。
当サイトは、この画像コレクションの作成を通して、独特のチェック表現、普遍的パターン、新しいチェックアイデアなどをどんどん紹介していきます。