魚のかつおの模様に似ていることから名づけられた「鰹縞」。
濃紺から薄紺(染物では“甕覗き”と呼ばれる。)までのグラデーションは、そのシンプルな原則ゆえに、アレンジの余地がかなりありそうなのです。
本来は縦に走る鮮やかなストライプですが、これを縦横に走らせて格子柄にして遊んでみましょう。
帯としての鰹縞を残し、三筋を乗せてみます。
境が見えることで色の差をはっきりと感じ、粋な鰹がよみがえります。⇒鰹縞其の六